耳の症状

耳の症状
耳の症状は、痛み・聞こえづらさ・耳鳴り・耳垂れなど、原因や背景が大きく異なる場合があります。
風邪やアレルギーに伴う一時的な変化から、内耳の障害や感染症が関わるケースまでさまざまで、同じ症状でも原因によって経過や注意点は異なります。

耳の症状(痛み、聞こえにくさ、耳鳴り、耳だれ)を放置すると、難聴が慢性化・固定化し、最悪の場合は永久的な聴力低下を引き起こす場合があります。
慢性中耳炎への移行や、真珠腫性中耳炎による骨の破壊、顔面神経麻痺などの合併症、めまいの悪化リスクも高まるため、早期受診が必要です。
  • 耳が痛い

    耳が痛い

    耳が痛い

    耳の痛みは、外耳道の炎症や中耳の感染、耳垢による圧迫など、複数の原因によって起こります。
    なかでも外耳炎は耳掃除のしすぎで皮膚に細かい傷がつき、強い痛みを引き起こしやすい点が特徴です。

    風邪や鼻炎の後に生じる急性中耳炎では、耳の奥のズキズキする痛みや発熱、耳だれがみられることがあります。 痛みが軽くても、触れるだけで痛い・突然強くなる・夜間に悪化するなどの変化がある場合は、炎症が広がっている可能性があります。また、痛みとともに聞こえにくさや圧迫感を伴うこともあり、その背景には中耳の状態が影響しているケースもあります。
    痛みは自然に治まることもありますが、反復する場合や強い痛みが続く場合は、早めに原因を確認することが大切です。

  • 耳が痒い

    耳が痒い

    耳が痒い

    耳のかゆみは、外耳道の皮膚が乾燥したり炎症を起こしたりすることで生じる症状です。もっとも多い原因は外耳炎で、耳掃除のしすぎや爪・綿棒による刺激によって皮膚に細かな傷がつき、細菌や真菌が繁殖することでかゆみやヒリヒリ感が起こります。

    また、アレルギー体質の方や皮膚が敏感な方では、湿疹のような状態になり慢性的にかゆみが続くこともあります。耳垢がたまりすぎることで違和感や軽いかゆみを感じるケースもありますが、強くこすると炎症を悪化させる原因になります。
    かゆみが長く続く、痛みや耳だれを伴う、腫れが強くなるといった場合は、外耳道の炎症が進行している可能性があります。自己処理を繰り返すと症状が慢性化しやすいため、早めに原因を確認し、適切な治療を受けることが大切です。

  • 音が聞こえない

    音が聞こえない

    音が聞こえない

    音が聞こえにくくなる症状は、急激に発症するタイプ(突発性難聴など)と、徐々に進行するタイプ(加齢性難聴・慢性中耳炎など)があり、原因によって経過が異なります。
    片耳だけ急に聞こえづらくなる場合は早期の評価が重要とされ、時間の経過とともに回復しにくくなることもあります。また、風邪やアレルギーに伴う「滲出性中耳炎」では、耳に水が入ったようなこもった聞こえ方が続くことがあります。耳垢が蓄積して音の伝わりを妨げる「耳垢栓塞」もよくある原因で、突然の難聴として気づかれることがあります。

    聞こえ方の変化は自覚だけでは原因が特定しにくく、放置すると改善の機会を逃してしまうこともあるため、早めの受診と原因の特定が重要です。

  • 耳鳴りがする

    耳鳴りがする

    耳鳴りがする

    耳鳴りは「キーン」「ジー」などの音が自分の耳の中で響くように感じられる症状で、難聴の兆候としてあらわれることが多いとされています。内耳の障害、加齢に伴う変化、血流の乱れ、ストレスなど、背景となる要因はさまざまです。とくに急に耳鳴りが起こり、同時に聞こえにくさを感じる場合は、突発性難聴やメニエール病が疑われることがあります。

    一時的に治まる耳鳴りもありますが、数日以上続く場合や耳が詰まったような感覚を伴う場合は注意が必要です。また、騒音環境での作業後に一時的に耳鳴りが強まることもあり、内耳への負荷が影響していると考えられます。
    耳鳴りが数日以上続く、片耳だけに急に起こった、あるいはめまい・難聴・吐き気を伴う場合は、速やかに受診してください。突発性難聴の疑いがある場合、発症から48時間〜2週間以内の治療が予後を左右するため、早期受診が極めて重要です。

  • 耳垂れが出る(耳から液・膿がでる)

    耳垂れが出る(耳から液・膿がでる)

    耳垂れが出る(耳から液・膿がでる)

    耳垂れは、中耳や外耳の炎症・感染が進行しているサインとしてあらわれることが多い症状です。急性中耳炎では鼓膜の内側に膿がたまり、鼓膜の弱い部分が破れて膿が外へ流れ出ることで耳垂れが生じることがあります。外耳道に炎症が起きる外耳炎でも、かゆみや痛みとともに分泌物が増えるのが特徴です。

    耳垂れが悪臭を伴う・色が濃い・聞こえにくさが併発しているといった場合は、炎症が広範囲に及んでいる可能性があります。慢性的に耳垂れが続く場合には、鼓膜に小さな穴が残っているケースもあり、医療機関での専門的な診察が必要となります。

    耳垂れの量や状態を確認しておくことは、外耳道や中耳で起きているトラブルの「原因」と「重症度」を早期に特定し、適切な治療につなげるために非常に有効です。

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