滲出性中耳炎

鼓膜の内側の中耳と言われるスペースに、感染や慢性的な鼻炎で液体が溜まっている状態です。

滲出性中耳炎とは

鼓膜の奥(中耳)に液体がたまるお子さんに多いタイプの中耳炎です。痛みはなく、無症状で気づかれないこともあります。液体が溜まっているため、聞こえが悪いことが多くそのまま放置しておくと難聴や難聴に伴う言語•学習障害が出ることもあります。
滲出性中耳炎とは

滲出性中耳炎の治療方法

鼓膜の奥に溜まった液体がなくなれば改善します。そのため大体3ヶ月ほどは内服治療と鼻の処置で経過をみます。治らない場合は、鼓膜を切ったり鼓膜にチューブを入れるなどの処置が必要となることがあります。

滲出性中耳炎についてよくある質問

飲み薬の治療はどんなものがありますか?
急性の炎症や副鼻腔炎がある場合には抗菌薬を内服します。その他よく使われるのはカルボシステイン(ムコダイン)と呼ばれる粘液溶解薬です。
普段から気をつけておくことはありますか?
子供の滲出性中耳炎の多くは急性中耳炎をきっかけに見つかります。急性中耳炎が治るまでしっかり治療を受けましょう。鼻炎が原因のこともあり、鼻を治療しないと治らないこともあります。
滲出性中耳炎に対する処置、手術とはどのようなものがありますか?
鼓膜に穴を開ける鼓膜切開や、穴を開けた部分にチューブをいれ中の液体を出しやすくする鼓膜換気チューブ留置術があります。これだけで効果が足らない場合や、アデノイドとよばれる鼻の喉の境にあるリンパ組織が大きい場合にはこれが原因で滲出性中耳炎を引き起こすこともあります。この場合アデノイド切除を行うこともあります。

院長よりメッセージ

特にお子さんで滲出性中耳炎の場合は3ヶ月ほど治療を要することもあります。根気よく内服治療と鼻処置、ネブライザーによる治療を行いましょう。プールは主治医に許可を取ってください。場合により中耳炎の状態が悪くなることもあります。
武田耳鼻咽喉科 院長
武田桃子
院長よりメッセージ

アクセス

クリニック名
医療法人社団皐八会 武田耳鼻咽喉科
住所・所在地
〒354-0018 埼玉県富士見市西みずほ台1-19-5
電話番号
049-254-8733
アクセス
東武東上線みずほ台駅西口、駅から徒歩1分。交番隣り。
駐車場
敷地内駐車場5台。
周辺に無料で使える提携駐車場もあり。
営業時間
午前診療:9:00 ~ 12:00
午後診療:15:30 ~ 18:30
休診日:木曜日、土日は午前診療のみ
※土曜日の午前診療は9:00 ~ 13:00です。
※日曜日の午前診療は8:30 ~ 9:30です。
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