舌下免疫療法

鼻詰まりやくしゃみなどスギ花粉症でお悩みの方は多いかと思います。

近年、アレルギー性鼻炎を持っている方は小児を含め増加しており、スギ花粉症に至っては2人に1人が花粉症であり国民病となっています。

最近では内服治療以外に根本的にアレルギー性鼻炎を治す治療、アレルギーの原因であるアレルゲンを少量から投与することによって、アレルゲンに体を慣らし、症状を改善する治療法である「アレルゲン免疫療法」という治療法があります。

アレルゲン免疫療法には「皮下免疫療法」と「舌下免疫療法」の2種類があり、当院では「舌下免疫療法」に対応しています。

舌下免疫療法とは

舌下免疫療法とはアレルゲンを含んだ錠剤を舌の下に置き、体をアレルゲンに慣らすことで花粉症などのアレルギー症状を改善する治療法です。

主に通年性アレルギー性鼻炎(ダニ、ハウスダスト)とスギ花粉症に対して行われます。

体にアレルゲンを投与するため、アレルギー反応を起こすことがあり、まれに重篤な症状が現れるおそれがあります。

2018年より12才未満のお子さんにも保険適応が広がりました。海外は12歳以上が適応が多いので日本は進んでいる治療になります。
舌下免疫療法とは

舌下免疫療法の治療方法

当院で診察や採血検査を行ったのちアレルギー性鼻炎の診断がつき希望がある場合、アレルゲンの含まれた錠剤を処方します。

その錠剤を毎日服用していただきます。

服用の際は舌の下に錠剤を置いたまま1分間ほど待ち、その後に飲み込みます。

服用の後、5分間程度はうがいや飲食を避けていただき、服用の前後2時間程度は激しい運動や入浴などは避けるようにしてください。

舌下免疫療法についてよくある質問

1日のうちいつ服用すればいいですか?
1日いつ服用していただいても構いません。服用後激しい運動は控えていただいた方がいいので、寝る前や夕食後をオススメしています。
服用後、のどや耳が痒くなるのですがどうすればいいですか?
服用開始後1週間くらいすると、のどや耳の痒みが出ることがあります。大体1カ月くらいすると痒みは出なくなりますが、痒みがひどすぎる場合には追加の内服加療や、服用後吐き出してもらう方法などがありますので医師にご相談ください。
服用しても毎日忘れてしまうことがあります。大丈夫でしょうか?
1.2日服用を忘れてしまうことはあると思います。当院では最終服用日から2週間を経過した場合には、安全性確保のためまた初回量から行なっていただいております。
歯が抜けたのですが、休薬した方がいいですか?
歯が抜けた場合には1週間ほど休薬してください。

院長よりメッセージ

近年、小児と成人を含めアレルギー性鼻炎を持っている方が増加しています。

特に10代は全ての年齢の中で1番アレルギー性鼻炎を持っている方が多いというデータもあります。

小児でアレルギー性鼻炎を持っていると将来的に喘息を発症する可能性もあります。

舌下免疫療法は喘息など他のアレルギー疾患の発症を予防する可能性もあり、将来的な症状の緩和や、長期の内服薬を減らせる可能性も高いです。

私自身も有効な治療なので行なっています。特にお子さんで受験を控えている方はオススメです。

お子さんの内服薬で眠気が少ない薬はなく、受験日当日に、眠気やアレルギーの症状で集中できなくなるともったいないです。

私自身も花粉症で受験を失敗した経験もありますので是非受験生をお持ちの家庭は治療を検討してみてください。
武田耳鼻咽喉科 院長
武田桃子
院長よりメッセージ

アクセス

クリニック名
医療法人社団皐八会 武田耳鼻咽喉科
住所・所在地
〒354-0018 埼玉県富士見市西みずほ台1-19-5
電話番号
049-254-8733
アクセス
東武東上線みずほ台駅西口、駅から徒歩1分。交番隣り。
駐車場
敷地内駐車場5台。
周辺に無料で使える提携駐車場もあり。
営業時間
午前診療:9:00 ~ 12:00
午後診療:15:30 ~ 18:30
休診日:木曜日、土日は午前診療のみ
※土曜日の午前診療は9:00 ~ 13:00です。
※日曜日の午前診療は8:30 ~ 9:30です。
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