鼻水が出る(鼻水が止まらない)症状・原因・治療法

鼻水が出る(鼻水が止まらない)症状・原因・治療法を耳鼻科医が解説|武田耳鼻咽喉科

「何度かんでも鼻水が出てきてつらい」
「変な色のついた鼻水が出てきて心配……」

大量の鼻水や色のついた鼻水が出てきたために、不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
鼻水は、鼻炎や体調不良によって量が増えたり、色が変わったりすることがあります。
病気や不調に気が付くためには、鼻水の原因をきちんと理解しておくことが大切です。

本記事では、鼻水が出る原因やメカニズムを解説します。

鼻水が症状となる代表的な疾患と治療法もまとめておりますので、お悩みの方はぜひご覧ください。

鼻水が出る(鼻水が止まらない)の症状

鼻水が出る(鼻水が止まらない)の症状

鼻水が出る方には、以下の症状が見られる場合があります。

  • 鼻水が大量に出てくる
  • 血の混じった鼻水が出る
  • 透明で水っぽい鼻水が出る
  • 何度かんでもすぐに鼻水が出る
  • 白くて粘り気の強い鼻水が出る
  • 黄色でにおいのついた鼻水が出る

上記に当てはまる場合、風邪やアレルギー性鼻炎など、鼻の病気や不調を引き起こしている可能性があります。

鼻水が出る(鼻水が止まらない)が起こる主な原因

鼻水が出る(鼻水が止まらない)が起こる主な原因

長期間鼻水が出続けたり、色やにおいのついた鼻水が出たりする原因として、以下が考えられます。

  • 外部刺激(ウイルス・細菌・抗原)の排除
  • 鼻腔粘膜の自律神経の乱れ
  • 副鼻腔の炎症による膿の排出
  • ホルモンバランスの変化

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

外部刺激(ウイルス・細菌・抗原)の排除

鼻水は、鼻腔に侵入したウイルスや細菌、アレルギー物質などを排除するために出ることがあります。
空気中に含まれるウイルスや細菌などが鼻粘膜に触れると、異物を排除しようとして鼻水が分泌されます。

鼻腔粘膜の自律神経の乱れ

鼻粘膜は自律神経の働きでコントロールされており、乱れが生じると、鼻水が過剰に分泌されることがあります。
気温が急激に低下した際や、プールに入って体が冷えた後などは、鼻粘膜が過敏になり鼻水が出やすくなります。

副鼻腔の炎症による膿の排出

副鼻腔に炎症が起こった場合、内部に溜まった膿を排出するために、鼻水の量が増加します。
副鼻腔炎では、鼻水が黄色や緑色になるほか、やや粘り気が強くなることが特徴です。

ホルモンバランスの変化

ホルモンバランスの変化が原因で、鼻水が出る場合もあります。
特に女性は、妊娠や月経前症候群(PMS)によって女性ホルモンの分泌量が変化するため、鼻水や鼻づまりなどの症状が出やすい傾向があります。

鼻水が出る(鼻水が止まらない)を引き起こす代表的な疾患と治療法

鼻水が出る(鼻水が止まらない)を引き起こす代表的な疾患と治療法

大量の鼻水や特徴的な鼻水は、病気や不調が原因で出ている可能性が高いです。

  • アレルギー性鼻炎・花粉症
  • 慢性副鼻腔炎(蓄膿症)
  • 妊娠性鼻炎

疾患別に解説します。

アレルギー性鼻炎・花粉症

アレルギー性鼻炎や花粉症になると、サラサラとした鼻水が大量に出る場合があります。
花粉などのアレルギー物質が鼻の粘膜に付着すると、「ヒスタミン」と呼ばれる物質が分泌され、鼻水やくしゃみが誘発されるのです。

空気中に含まれるウイルスやカビのほか、ペットの毛やハウスダストなどが原因で、アレルギー性鼻炎を引き起こす方もいます。

治療法

花粉症やアレルギー性鼻炎を治療するには、アレルギー物質の特定と、適切な薬の内服が重要です。体質や苦手なアレルギー物質に合わせた服薬を行うことで、確実に改善を図っていきます。

内服だけでは治療が難しい場合は、注射舌下免疫療法手術などの治療選択肢も検討します。

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)

慢性副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)は、鼻の周りにある副鼻腔に膿が溜まり、鼻水が出てくる病気です。粘り気が強く色のついた鼻水が出るのが特徴で、鼻をかんでもスムーズに出てこない場合もあります。

副鼻腔に膿が溜まり続けるため、頬や額に痛みや重苦しさを感じ、集中力の低下を引き起こす方も珍しくありません。

治療法

慢性副鼻腔炎は、膿の排出を促す薬と炎症を抑える薬を内服し、症状の改善を図ります。鼻水の量が多い場合は、ステロイド剤点鼻薬などを使用することもあります。

内服を続けても症状の改善が見られない場合は、手術を検討することも必要です。

妊娠性鼻炎

妊娠性鼻炎は、妊娠中の体の変化から起こる鼻炎です。
妊娠中は、全身の血流量が増加することで鼻の粘膜が腫れ、鼻水やくしゃみが出やすくなります。

もともと花粉症やアレルギー症状を持つ方は妊娠性鼻炎にかかりやすく、鼻水に悩まされる場合もあるため、早期から対策しておくことが大切です。

治療法

薬を服用できる時期は内服薬や点鼻薬で治療しますが、妊娠2~5ヵ月頃は服薬による治療が難しいため、鼻うがいなどで対処し様子を見ます。

妊娠性鼻炎に悩まされないためには、あらかじめ舌下免疫療法を受けておき、症状を予防することが大切です。

まとめ

まとめ

鼻水が止まらなかったり、何度かんでも出続けたりすると、快適に過ごすことはできません。
大量の鼻水や、色と粘り気のついた鼻水は、アレルギーや炎症が原因で出ている可能性があります。

何日も鼻水が出続けている方、鼻水の様子が変だと感じる方は、放置せず検査と治療を受けることが大切です
つらい鼻水にお悩みの場合は我慢せず、ぜひお気軽に当院へご相談ください。

この記事の監修者

院長よりご挨拶
武田耳鼻咽喉科 院長
武田 桃子

・埼玉医科大学医学部卒業
・日本大学附属板橋病院 臨床研修医終了
・東京慈恵会医科大学 耳鼻咽喉科 勤務
・東京慈恵会医科大学附属第三病院 耳鼻咽喉科 勤務
・東京都保健医療公社 豊島病院 耳鼻咽喉科 勤務

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